ようこそ IFMSA-Japanへ
この度は、IFMSA-Japan Staff登録をご希望いただき、ありがとうございます。IFMSA-Japan ではStaff登録をご希望いただいたすべての方に、このStaff Internshipを実施しています。IFMSA-Japan は非常に大きな団体であり、活動の幅も多岐にわたります。
この Internshipでは、IFMSA-Japan でStaffとして活動するにあたり、知っておいてほしいIFMSA-Japanに関わる情報や、スキルを身に付けていただきます。
この Internshipだけでは、IFMSA-Japan のすべてを網羅することはできません。足りない部分は、これから他のStaffに聞きながら徐々に理解していけば問題ありません。
このInternshipを終えたあなたが私たちと一緒に積極的に活動してくれることを願っています。
では早速始めていきましょう!

※このInternshipは 2024年4月時点のデータ・方針に沿って作成されています。ご質問等ございましたら、事務局 (secretariat@ifmsa.jp) までお問い合わせください。
要点チェック
Staff InternshipはすべてのStaff登録希望者に対して行われる。
団体概要
IFMSA は「International Federation of Medical Students’ Associations」の略称で、事務局をオランダのアムステルダムに置いています。IFMSA-Japan は IFMSA に加盟する日本で唯一の団体で、アジア太平洋地域に属しています。IFMSA-Japan の日本語名は「国際医学生連盟 日本」と言います。
IFMSA 本部について
IFMSA は1951年にヨーロッパで設立された歴史ある学生団体であり、世界保健機関 (WHO) や世界医師会 (WMA) によって医学生を代表する国際フォーラムとして認められた世界で唯一の医学生団体です。また、国際連合経済社会理事会 (ECOSOC) の会員資格を持っており、非営利・非政治の国際 NGO として広く認められています。
他にも、様々な国際学生団体、国際機関、国連機関とも公式なパートナーシップを結んでおり、様々な会議に招かれ、医学生の代表として発言しています。



2024年7月時点で、130以上の国と地域が加盟し、世界150万人以上の学生の声を代表する大きな組織です。
IFMSA には、臨床交換留学、基礎研究交換留学、公衆衛生、性と生殖に関する健康と権利・HIV/AIDS、人権と平和、医学教育に関する6つの常設委員会があり、世界各地で様々な活動をしています。
IFMSA-Japan について
IFMSA-Japan (I-J / イフムサジャパン) は、1961年に日本の医学生団体として IFMSAに加盟し、2000年に IFMSA-Japan「国際医学生連盟 日本」と名称を改め、現在に至ります。
全国の医学部を持つ大学の ESS 部や医療系サークルなどの団体会員、および医療系学部の学生による個人会員によって構成されており、2024年3月現在、以下の会員が登録しています。
・団体会員: 47校
・個人会員: 約620名
・無料メーリングリスト参加: 約4,500名
また、約460名がStaffとしてIFMSA-Japan の運営に関わり、積極的に活動しています。
IFMSA-Japanでは、毎年秋に開催される日本総会の総会本会議を最高意思決定機関としており、6つの常設委員会と各種Officeを中心に、日々活動を展開しています。
IFMSA-Japanの理念
IFMSA-Japan は以下の理念を掲げ、様々な活動を行っています。
「社会貢献や国際社会とのつながりの下、幅広い視野を持った医療人を育成し、よりよい社会を目指す国際NGOである」
この理念は、IFMSA-Japan のルールを定めた定款細則にも明記されています。
IFMSA-Japan定款・細則 (2024年2月20日改定)
IFMSA や IFMSA-Japan についてもっと知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
IFMSA HP:http://www.ifmsa.org/
IFMSA-Japan HP:https://ifmsa.jp/
要点チェック
IFMSAは、150万人以上の学生を代表する国際組織であり、130以上の国および地域で活動する学生団体が加盟している。
日本では、団体会員47校、個人会員約620名、無料メーリングリストには約4,500名が参加している。
IFMSA-Japan には、「社会貢献や国際社会とのつながりの下、幅広い視野を持った医療人を育成し、よりよい社会を目指す国際NGOである」という理念がある。
個人会員と団体会員、Staffについて
I-Jの会員には大きく、2つのタイプがあり、個人会員と団体会員に分けられます。
個人会員とは?
年会費1,500円を納めた個人であり、日本国内の大学や専門学校などに在籍している方であれば、誰でも登録可能です。
<個人会員ができること>
・I-Jが主催する一部のイベントに参加できます。
・Staff登録をすることができ、運営に携わることで全国の仲間を作ることができます。
・IFMSA-Japanの学生として、IFMSA(国際組織)の提供する様々な国際イベントに参加することができます。
団体会員とは?
I-Jに団体登録費10,000円を納めた、日本国内の医学部を有する大学1校につき1団体のみ登録可能な会員のことです。多くの場合、各大学の国際系サークルが団体会員として登録しています。また、総会本会議において各団体会員から承認を得ることで会員資格を得ることができます。
※団体会員に関するお問い合わせは、副代表内務担当までご連絡ください。
<団体会員ができること>
・各団体につき1票、総会本会議において投票権を持ちます。
・IFMSAに関連するイベントを開催することができます。
・留学プログラムに参加することができます。(留学の登録をしている場合)
Staffとは?
IFMSA-Japan には、6つの委員会と、それらが運営する多様なプロジェクトが存在します。これらの活動はすべてStaffによって運営されています。
個人会員登録を済ませ、このInternshipを経ることで、Staffとして活動を開始することができます。
<Staffができること>
・IFMSA-Japanの企画を一緒に作ることができます。
・IFMSA-Japanが主催するすべてのイベントに参加することができます。
・全国の仲間と親睦を深めることができます。
etc.
要点チェック
IFMSAは、150万人以上の学生を代表する国際組織であり、130以上の国および地域で活動する学生団体が加盟している。
日本では、団体会員47校、個人会員約620名、無料メーリングリストには約4,500名が参加している。
IFMSA-Japan には、「社会貢献や国際社会とのつながりの下、幅広い視野を持った医療人を育成し、よりよい社会を目指す国際NGOである」という理念がある。
6つの常設委員会
IFMSA-Japan には、IFMSAと同じように6つの常設委員会が存在し、「スコ」(SCO = Standing Committee) と呼ばれています。
それぞれの委員会は、独立したテーマを掲げて活動しています。
臨床交換留学に関する委員会
SCOPE (スコピ) / Standing Committee on Professional Exchange
基礎研究交換留学に関する委員会
SCORE (スコリ) / Standing Committee on Research Exchange
公衆衛生に関する委員会
SCOPH (スコフ) / Standing Committee on Public Health
性と生殖に関する健康と権利・HIV/AIDS に関する委員会
SCORA (スコラ) / Standing Committee on Sexual & Reprodactive Health and Rights including HIV and AIDS
人権と平和に関する委員会
SCORP (スコルプ) / Standing Committee on Human Rights and Peace
医学教育に関する委員会
SCOME (スコミ) / Standing Committee on Medical Education
以下の通り、それぞれの委員会にはイメージカラーとロゴが存在し、区別しやすくなっています。
各委員会内には、具体的な目的を掲げたプロジェクトが存在し、活動はプロジェクト単位で行われることが多いです。Staffは基本的に自分の興味に応じたプロジェクトを選び、そのプロジェクトに属して活動する形態をとります。
具体的なプロジェクトや活動内容は、『IFMSA-Japan 組織構成』をご覧ください。
要点チェック
IFMSA-Japan には6つの常設委員会があり、各委員会ではプロジェクトを中心として活動が展開される。
Support Office
Support Officeは、IFMSA-Japanの運営やStaffの活動を支える組織です。
IFMSA-Japan には5つのSupport Officeが存在します。委員会やプロジェクトだけでなく、これらの部署で縁の下の力持ちとして活躍するStaffも数多くいます。
内務〜8つの地域の活性化〜
「各地域におけるIFMSA-Japan加盟大学のサポート、大学間連携、地域内メンバーの交流を通じ、LocalとIFMSA-Japanをつなげる」を理念としています。
OBOGとの交流も促進しています。
外務〜IFMSA-Japanと外部を繋ぐ〜
外部イベントやSNSでの投稿、刊行物を通して、企業や団体等とIFMSA-Japanとを繋ぐ役割を担う部署です。
情報発信の際に整合性等を確認する「番人」の役割も果たしています。
国際業務〜あなたと世界をつなぐ〜
IFMSA-JapanのStaffが、IFMSAという世界的なネットワークを最大限に活用できるようサポートする部署です。IFMSAについての情報や、オンラインイベントや国際会議などの様々な参加機会の情報を共有しています。
事務局〜IFMSA-Japanの窓口〜
お問い合わせ対応、各種会員登録、各種会員の個人情報の管理、メーリングリストの管理などの業務を行っています。
会計〜IFMSA-Japanの財政管理〜
予算分配や運用の財政管理、通帳や領収書の決算管理など、IFMSA-Japanのお財布の管理をしています。
部署登録について
Staff Internshipを提出後、部署登録フォームに記入することで、希望する部署に配属されます。
ほとんどのStaffは、複数の委員会やSupport Officeに所属しています。
連絡手段
IFMSA-Japan には約500名のStaffが全国に分散しています。
連絡やミーティング、資料共有などは、メールや LINE、Discord、Zoom、Google Drive、Canva、Staff専用サイトなどを活用し、オンラインで行われます。
以下のツールのダウンロードを推奨しています。
・LINE
・Zoom
・Gmail
・Google ドライブ
また、活動中は以下のようなツールを使う機会が多くあります。
・Google カレンダー
・Google スライド
・Google ドキュメント
・Google フォーム
・Google スプレッドシート
・Canva (デザインツール)
詳しい使い方は、自分で調べたり、使っている先輩に聞いたりして習得していきましょう!
IFMSA-Japanには様々な連絡手段が存在しますが、基本的な連絡はメーリングリスト(ML)とLINEを用いて行なっています。
これらのツールは一度に大勢へ情報を送信できる便利な手段ですが、誤送信すると多くの人に迷惑をかけてしまいます。
そこで、IFMSA-Japanでは以下のルールを定めています。
・個人情報を含むデータをMLや人数の多いLINEグループでやりとりしないこと。
・投稿は8時から22時の間に行うこと
要点チェック
IFMSA-Japan では様々なオンラインツールを用いて活動しています。
個人情報の取り扱いには十分注意してください。
夜間や早朝の投稿は控えましょう。
領収書について
IFMSA-Japanでは、毎年度ごとに予算を作成し、活動における施設利用費や交通費の一部を支給する場合があります。
予算を使用するにあたり、StaffはIFMSA-Japanに領収書を提出することが必要です。
・返金を希望する支払いについては、領収書を必ず受け取ってください。
・発行された領収書は各自で保管してください。
・IFMSA-Japanからの返金にかかる手数料は、原則として送金先の負担となります。
領収書の提出方法や返金に関する詳細は、その都度、会計理事または各部署の会計担当者より連絡があるので、指示に従ってください。
海外渡航について
IFMSA-Japan Staffとして、国外で開催される会議・トレーニング・ワークショップ等に参加する場合(SCOPE・SCOREの交換留学を除く)、参加1週間前までに担当者に海外渡航誓約書を提出することが必須となっております。
Google Driveについて
IFMSA-Japanでは、Google Driveを主に使用し、ミーティングの議事録を共有したり、イベントの申し込みを管理したりしています。そのため、Googleアカウントの登録を推奨します。
IFMSA-Japanで使われるGoogleのサービスには以下のようなものがあります。
・Google ドキュメント
ミーティングの議事録作成や共有に使用されます。
・Google スプレッドシート
情報の整理や管理のために使われます。
・Googleフォーム
申し込みフォームやアンケートフォームとして活用しています。
要点チェック
ファイルを共有する時は Google Driveを用いる。
おわりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
IFMSA-Japanがどのような団体で、どのように活動しているのか、イメージはつかめたでしょうか。
ここでお伝えした内容は、Staffとして活動していく中で、自然と身についていくでしょう。
わからないことがあったら、周りのStaffに遠慮なく聞いてみてください。
きっとみんなが力になってくれます。
この後、課題を提出してStaff Internshipは終了となります。
課題提出後は担当者からの連絡をお待ちください。
Staffとして活躍するあなたにお会いできる日を心から楽しみにしています。
もし困ったことがあれば、事務局までいつでもご連絡ください!