【SCORP】HiNaPの時事問題を覗いてみよう 開催報告
Hiroshima Nagasaki Peace Project(以下HiNaP)は、12月10日(Day 1)と12月26日(Day 2)の2日間、「HiNaPの時事問題を覗いてみよう」を開催しました。今回の勉強会では、現在勃発している戦争関連の時事を中心に取り上げて、学びを深めました。
Day 1は、知識をお互いに共有し「知る」ということを目標として実施しました。前半を「ガザ編」、後半を「ウクライナ編」とし、この2地域について学びを深めました。具体的には、それぞれの地域にはどんな特徴があるのかといったことや、今どんなことを背景として何が起こっているのか、今後どうなっていくことが予想されるのか、更に核兵器関連についてはどうなっているのか、といった点について、スタッフからのプレゼンテーションと資料配布を実施しました。
Day 2は、参加者同士が意見交換をして「考える」ことをゴールとしました。「私たちはこの戦争をどう考えるか?」「『医療系学生』として戦争に対して何ができるか?」と大きく2つの議題を設定し、それぞれについて2グループに分かれて話し合いました。今の現状の再確認や、自分たちに何ができるのかを考えていく中で、参加者の個人的な経験や様々な考えを聞くことができ、大変有意義な時間になりました。また、Day 1の復習クイズを実施し、簡単な知識の確認も行いました。
Day 1では、参加者から「普段たくさんありすぎて追いつけていない情報や、あまり理解できていなかった国際関係がスッキリ整理されていてわかりやすかった」という声や、「日頃見るニュースの解像度が上がった」「世界情勢だけでなくその背景も考えることができて勉強になった」といった感想をいただきました。Day 2では、「ディスカッションでしっかり学ぶことができた」ことや、「当事者意識を持つことができた」「他のスタッフの意見を知ることができ、色々なソースを知ることができた、モチベーションにつながった」といった声をいただきました。更に、2日間通してDay 1で知識を学びDay 2で考えを話し合うという流れで実施したことに関しても、深めることに繋がったと評価いただきました。
HiNaPは、平和や核兵器について学べる場の提供を定期的に行っていきます。今後ともよろしくお願いいたします。
文責: HiNaP Project Coordinator