【SCORP】HiNaPサマースクール2023@長崎 開催報告

Hiroshima Nagasaki Peace Project(以下HiNaP)は、2023年7月30日から8月1日にかけての3日間、長崎市にて対面の勉強会「HiNaPサマースクール2023 @長崎」を開催しました🕊

総勢18名のHiNaPメンバーで長崎市に赴き、「未来の医療従事者のための平和学習」をテーマに、3日間のフィールドワークを行いました。
原爆資料館、永井隆記念館、長崎大学の原爆医学資料展示室や旧正門、山王神社の二の鳥居や被爆クスノキなどを訪問し、原爆投下による被害などについて詳しく学びました。
また、ワークショップも開催し、長崎市の歴史や方言、食や観光名所などについても皆で勉強して、長崎市についての理解を深めました。

原爆資料館では、被爆者の方から直接講話を伺いました。
戦時中や被爆時の体験談に加えて、「平和とは、戦争がない状態ではなく、戦争を起こさせないこと」という想いを熱く語ってくださいました。
参加者アンケートでは、「戦時中の、人の死があまりに身近な感覚」や「原爆投下時の詳細な描写」が心に刺さり、「胸が苦しくなった」という感想があがっています。

アンケート評価にて、この3日間のサマースクールプログラムについて、参加者全員から「大変学びが多かった」との評価を受けております。
「今後も平和について考えていきたい」「医療を通じて平和を作りたい」といった意見が出ており、将来医療従事者となる仲間たちと医療の観点からも平和についての考えを共有しながら、各自の平和像をじっくりと深める機会を持つことができました。

未来の平和は、私たち一人一人が担っています。
未だウクライナとロシアの間に停戦が見えず核兵器の使用が懸念される不安定な世界情勢が続く中、HiNaPは引き続き今後も平和について共に考える場を提供して参ります🕊

末筆となりましたが、今回のサマースクールに携わってくださった全ての方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。

文責:HiNaP Project Coordinator