🌎OGA Newsletter vol.6:SCOPH Session🌎

2月下旬~3月中旬にかけて行われましたオンライン世界総会について、本日は【SCOPH Session】のご報告です。

【Day1】
SCOPH(公衆衛生に関する委員会)についての導入の「The Sorting Hat」と、感染症についての「It’s INFECTIOUS all over the world」、そして「SCOPH Fair」の3つのSessionに参加しました。
SCOPHが掲げているストラテジーやそれに則した地域ごとの優先事項、また他の国がどのような公衆衛生に関する活動を行っているのかといった内容を通して、国際的な公衆衛生の課題を知ることができました。さらに、ケーススタディーにより感染症が健康を脅かす社会的要因についての意見を共有したりして、感染症に対し状況に応じた多角的な公衆衛生の活動が必要とされているということを学ぶことができました。

【Day2】
気候変動と健康との関係についてのSession、デジタルヘルスに関するSession、WHA(World Health Assembly:世界保健総会) Simulationに参加しました。

特に学びが多かったのはデジタルヘルスに関するSessionです。デジタルヘルスとは、AIやVRなど最新のデジタル技術を活用して、医療やヘルスケアの効果を向上させることです。私は今回のSessionで初めてデジタルヘルスについて学びました。不十分な設備や情報にアクセスできないなどのヘルスシステムの課題に、デジタル技術をどのように融合させるか、という話などを扱いました。デジタルヘルスは、新しい技術を使うことによって地域による格差を減らせるなど、これから重要になってくるトピックなのではないかと感じました。今後注目していくきっかけを得ることがができ、とても良かったです。

【Day3】
①NPO Plenary、②食事が健康や環境にもたらす影響についてのSession、③Capacity buildingやExternalなどいくつかのテーマに分かれて各国の課題や現状について共有するSessionに参加しました。(※NPO:National Public health Officer、各国の公衆衛生に関する委員会責任者)

①のNPO Plenaryでは、それぞれの地域での活動報告やIFMSA本部のプログラム活動報告などが行われました。他地域や本部での活動を実際に聞くことができる貴重な時間でした。
②のSessionでは、健康な食事と不健康な食事の比較や食料廃棄が多い現状、食品のパッケージでリサイクルできないものが多いなど、食品・環境・健康に関して様々な面からのお話を聞くことができました。食べ物についてというとても身近なテーマでしたが、あまり考えることがなかった側面からとらえることができ、発見が多かったです。
③のSessionはアンケートやブレイクアウトルームを用いて行われ、他の国のNPOの率直な考えをたくさん聞くことができとても良い時間でした。

(文責 : 大原清香、原田真優)

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最後までお読み下さり、ありがとうございました。
引き続き世界総会報告を配信しますので、ぜひお読みくださいますと幸いです。

ご不明な点がございましたら副代表国際業務担当 喜舎場 朝基(vpn@ifmsa.jp)まで、お気軽にご連絡ください。今後ともよろしくお願いいたします。

#sdg3すべての人に健康と福祉を

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