🌎OGA Newsletter vol.7:SCORP Session🌎
2月下旬~3月中旬にかけて行われましたオンライン世界総会について、本日は【SCORP Session】のご報告です。
【Day1】
この日は、3つのセッションに参加しました。
①Precongnition of Human Rights
人権についての歴史や近年の課題と重要な流れから、将来の人権について話し合いました。
②Advancing Rights and Justice during a pandemic
COVID-19 が人権に対して与えた影響や、パンデミックの中でどのようにすれば人権を守りながら公衆衛生的な取り組みをしていけるかについて話し合いました。
③Do women actually get extra rights?
公平と平等の違いや、女性の権利に関する問題がどうなっているのかについて話し合いました。
日本のSCORP(人権と平和に関する委員会)で直接扱ったことのない内容があり、また国際的な視点から様々な問題について話し合うことができたので、とても多くの学びを得ることが出来ました。
【Day2】
この日は、Bum bumというゲームから始まりました。まず100人以上の参加者を、Yes/No questionをするグループとその質問に答えるグループに分けました。質問を答える側には、Yesのときは笑顔、Noのときは笑わない、同性からの質問のみ反応するなどといった共通のルールがあり、それらルールを質問するグループが当てるというものでした。そのゲームからどうやってセッションとして成り立たせるのだろうかと思っていたところ、そのゲームを通じて感じたことから、文化について話を展開させたところが、すごく考え込まれていて、とても興味深かったです。
特にcultural relativismに対するアプローチの仕方が印象的で、自分が馴染みのない文化に対してもopen mind!!という言葉は、一番心に刺さりました。また、差別についてもセッションの中で深掘りをしました。差別や偏見と表現して終わってしまうところを、そこからさらにもう一歩踏み込んで、差別の段階や、差別の種類、固定観念と偏見と差別の違い、様々な視点からみた差別に対するアプローチの仕方など、SCORPならではのテーマをこれでもかと扱いました。楽しみながらも収穫がとても多く濃い時間でした。
【Day3】
この日は、3つのセッションに参加しました。
①Disasters:Human vs Nature
近年の災害による被害の状況や気候変動が災害に大きく関わっていること、それに対する取り組みの必要性について学びました。
②Aftermath of disasters: What are we doing wrong?
災害対策に必要なVCA(Vulnerability and Capacity Assessment)、DRR(Disaster Risk Reduction)や仙台防災枠組について学び、自分の国の防災対策の脆弱性についてディスカッションをしました。
③Panel Discussion Digitalizing Health: Underpinning the right or deepening inequities?
4人の登壇者が健康の権利の観点から、デジタルヘルスについてパネルディスカッションをしました。
(文責:岡野和哉)
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最後までお読み下さり、ありがとうございました。
引き続き世界総会報告を配信しますので、ぜひお読みくださいますと幸いです。
ご不明な点がございましたら副代表国際業務担当 喜舎場 朝基(vpn@ifmsa.jp)まで、お気軽にご連絡ください。
今後ともよろしくお願いいたします。